プロの道具

八雲のキッチンで使うものを調達するために、

一日がかりで合羽橋ツアーに出たのですが、

一緒に行った料理家の見事な買い物っぷりに舌を巻きました。

 

プロが料理を作るために毎日使っている道具だから、

必要なものがはっきりとしているのです。

とてもセンスのいいひとだから

好きなもの、嫌いなものもはっきりとしているのです。

 

お鍋なら、これ、3サイズあればいい。

フライパンはこれが3サイズ

寸胴は、こっちが使いやすい。

大きなのは今は必要ない。

ボウルはお菓子に使うことを考えて製菓のところで選ぶ。

テキパキと音がするくらいのペースで、

迷いなく買い物メモをつぶしていきます。

 

運転手の役得で、ここのブランドのがいいとか

可愛いとか、使いやすいとか

豆知識を仕入れながらの1日でした。

 

以前一度一緒に行ったときに彼女が買っていたテフロンのフライパン。

どうだった?と聞くと、意外と良かったよ、という返事。

ものによってはテフロンもやっぱり使うのですって。

無印で買った26cmのがもう限界になっていたので、

そのフライパンを自分用に購入しました。

業務用のアルミのフライパンの上に

テフロン加工してあるもののような気がします。

キッチンで使い始めると

今まで何の文句もなく使っていた無印のフライパンが

急におもちゃのフライパンみたいに感じられます。

どっしりとした重さと厚み。

あぁ、こういう道具から美味しいものは生まれるんだなぁと

何だか深く納得したのです。

 

IMG_2451

 

柄が熱くなったり、重くて煽るのはちょっと気合いがいったりしますが、

その重さで五徳の上で動きにくいのですね。

じりじりとしっかり焼き付けたりするには

カラカラと軽くて動きまわるフライパンよりずっといい感じ。

 

にわかにアルミのフライパンや鍋や

TURK のフライパンも欲しくなっているわたくし。

 

良い素材を選び、

良い道具を使う。

 

プロが普通にやってることを真似したら

少しは腕が上がりそうです。

 

形から入るんじゃなくて、

しっかり毎日作りなさいって耳の痛い小言を

もう一人の自分が言っております。あいててて。

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