土曜日にある勉強会に
参加して
着物の師匠でもある
高橋和江さんの
お話を伺ってきました。
東日本大震災で
被災されてからのこと
商人としてのありようを
問い続けてきたこと
被災して気づいたこと
それからは
誰に何を言われようが
信念を持って
自分の役割を信じて
続けていらっしゃること
あぁ、そうなのか
そうだったのかと
全てが腑に落ちる
ストーリーで
途中から涙が
止まらなくなってしまった。
とても優しく仲良くして
いただいていたけれど
和江さんは
なんて大きな商人で
なんて大きな人なんだと
圧倒されました。
目指すところは
ここにあるのだと
商いを続けていくうえで
とても大事なことを
心に刻むこととなった
時間でした。
いつの間にか
安くて、丈夫で、
縫製もきれいで、
おしゃれな服がたくさん
たくさんある世の中で
服を作り続ける意味を
どこに置けばいいのか
迷いがあったのです。
ずっと。
答えが出たのかどうか
それは分からないのですけれど
アパレル出身ではない
私たちが作るからこそ
作れるもの
使う立場からのものを作ること
忘れてはいけないことを
忘れないこと
それは心にしっかり
持とうと思いました。
似合う、と自分に自信を持てる
そういう服を身にまとうことは
心に援軍を得るようなこと。
ずっと自分に
コンプレックスを
持ち続けてきた私が
洋服を好きになったのは
きっと
これを着ると細く見える
これを合わせると
すごくスタイル良く見える
なりたい自分
ありたい自分に
少しでも近づくために
そんな服を探し続け
試し続けてきて
稀にそういう服に
めぐり合う嬉しさを
知っているからです。
自意識で
ぱんぱんになってる
思春期の女の子
子供を産んだ後の
余裕なく
自分に手をかけられず
情報にも疎くなって
自信のない時期
年を重ねて
何を着ても似合わない
おばあさんになっていく
自分と向き合うのが
簡単ではない
今の自分
女であることは
(多分男であることも)
楽しいことでもあるけれど
しんどいことでもあります。
おしゃれが得意でも
そうでなくても
何を着れば素敵なのか
自分はどう見えたいのか
試行錯誤に使える時間が
そんなに潤沢にあるわけでも
使いたいわけでもない。
普通はね。
人生には
ファッション以外に
大事なものが
たくさんありますもの。
でも、身なりというのは
思うよりもずっと
大事なものであることも確か。
とがりすぎず
でも、コンサバすぎず
程よく今の空気を持ち
高級すぎず
安物でなく
さりげなく
でも、センス良く
丁寧に作られたもので
大事に長く着られるもの
5年前のものでも
古く見えないもの
バランスよく
着心地よく
家で手入れが出来ること
大事に手を入れることが
嬉しいようなもの
ここで見つけたものは
良く着たなぁ
よかったなぁ と
思っていただけるものを
作り続けていこうと
迷いの中から
少しはい出すことができた
週末になりました。
今週も始まりました。
今年もあと2週間!
焦っても状況は変わらないから
目の前のことをひとつずつ
丁寧にやっていきましょう。
今日も明日も、いい1日を!
KEEP SMILING!
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