本日は
のスカートに
レタードカーディガンを。
中に何を着ればいいかしらと
考えて選んだのが
昔のボーダーTシャツ。
一体いつから着てる?と
調べてみたら
なんと2010年秋冬の
コレクションでした。
エリサがちっちゃい!可愛い!
この表紙のカタログに掲載した
この↓Tシャツ。
なんてことないシンプルな
ボートネックで、
左袖口にシルバーの
紋章プリントを入れてあります。
10年越しで着てるってこと!?
数多く、ボーダーものは
作ってるし、買ってるよね?
年々淘汰される中で
10年も残ってるのは
なぜだろうと
考え込んでしまいました。
まず、着心地がいいこと。
綿100% の天竺ボーダーですが
そういうのも数限りなくあるのですが
持ってるセントジェームスの
薄手ボーダーの着心地に
極めて近い、優しい素材感。
「着ることに抵抗が全くない」ので
好きなんだよね、と思います。
で、10年洗濯を繰り返しても
着られないほどへたってない。
いい素材を選んだのですね。
そして、シルエット。
ボリュームのあるスカートや
パンツの上に着て
バランスのいいボートネックの
コンパクトなシルエット。
(すごく太ってる時は
1枚で着るのは
躊躇してた気がする。)
ストレスはないけれど
腕もほっそり作ってあり
素材に厚みもないので
重ね着の下にもバッチリ。
袖口のプリントも
ちらっと目に入ると
なんだか凝ってる感があって
嬉しかったりして。
そういう小さなディティールの
好きポイントが重なって
長年にわたる
私の厳しい検閲を
くぐり抜けてきたものと
想定されます。
このときに色展開して作った
ピンクのボーダーのを
西宮阪急のMさんが
まだ着てることもついでに
思い出して
だから、地味だけど、
これはいいものだったね、と
思うのです。
こういうものは、
よく売れた、という
記憶は不思議となくて
でもひょっとしたら
長くお気に入りとして
お召しいただいたお客様も
いらっしゃるのかも
しれませんね。
素材
シルエット
ディティール
それが全てではないけれど
大事にすべきポイントであるのは
確かです。
服作りは難しいです。
時々、びっくりしたように
いいものが作れたりしますが
それも、今いい、と思うものと
10年後にそう思うものとが
あるんだなぁ。面白い。
いいものを仕上げる
打率を上げていきたいです。
それを実力というのだろうと
思うのですけれど。
冬物を作る経験は
1年に1回しか出来ません。
10年経っても10回分の経験。
お米を作ったり
果物を作るのと同じですね。
気候に振り回されるのも一緒。
少しでも良いものを
届けていける作り手に
なりたいです。
今日もお越しいただき
ありがとうございます。
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