この週末もたくさんのお客様が
ご卒業、ご入学のお洋服を
探しに店頭にいらしてくださったようです。
本当にありがとうございました。
良く似合う、可愛い服を
見つけていただけましたでしょうか?
お嬢様の過ごされる大事な時間が
素敵な時間になりますように
演出に一役買えるのだとしたら
こんなに嬉しいことはありません。
心からお祝い申仕上げております。
さて、皆川さんの展覧会。
2月16日が最終日だから
早めに行かなくちゃと思ってましたが
なかなかタイミングを作ることができず、
結局最終日に近くなって焦り
週末にどうにか行って参りました。
東京都現代美術館。
mina perhonen の皆川さんの
現在までのクリエーションの集大成。
東京都現代美術館に行ったのも
初めてのことでした。
清澄白河駅には、mina のバッグを持った
目的地が同じと思われる女性が
あちらこちらにいらして、
なるほど な感じよ。笑
写真を撮ってもいいスペースは
限られているので、
この写真も、もうネットの中には
溢れかえってますが、一応。
皆川さんのものづくりの
ストーリー、こだわりに触れられる
素敵な展覧会でした。
そのものづくりのいろいろを
「種」から始まり「根」までの
コーナーで見せてくださる展示。
始まってすぐの「実」コーナーで
展開されていた
tambourine 柄の最初のスケッチから
商品が出来上がるまでのところが
わたし的には、とても興味深く
一番前のめりで拝見した場所。
やっぱり、そうなんだよね、
ここから始まって
きっと何度も考え直し、描き直し、
詳細を詰めて、計算して、考えて
この象徴的な柄が出来たことを
ひとつひとつ、段階を追って
見ることが出来てちょっと感動。
山形、沖縄、東京、パリに暮らす女性たちが
彼女たちの毎日の日常の中で
どんな風に mina の服を着ていて
生活の中にどんな風に溶け込んでるかを
映像で見られるスペースの「風」。
静かな映像にも確かな説得力があって
本当に素敵でした。
「芽」にあったスケッチの数々。
これがあの生地になったのか、と思うと
ワクワクするアイデアの塊の展示。
「土」に展示されている
個人の方の服、
その服にまつわる記憶や思いは
服作りを生業としている私たちが
理想とするべき
服と着る人の関係性を
改めて考える場所です。
皆川さんの作られる服は
本当にテキスタイルがその中心にあること
そのことでどれだけたくさんの
日本の生産現場が
息を吹き返したことかと思うと
その仕事の大きさ、貴重さに
もう一度感銘を受けました。
生地の価格がああなることも
その布で作られた服の価格が
ああなることも、深く深く納得します。
tambourine の丸ひとつの刺繍に、
9分以上かかるんですって。
ちょっと考えると分かりそうなもんだけれど、
目の前で映像見てると気が遠くなります。
目の前のイメージを形にすることを
諦めることなく
問題はひとつずつ解決して、
一歩ずつ形にして
ひとつ 生み出したことがきっと
次のひとつにつながり、
そういうことなんだろうと
思います。
できる と信じることを
諦めないこと。
誰にでもできることじゃない。
もちろん。
人を魅了するデザインを作り
そして、売れるものを作ること。
皆川さんはデザイナーでもあるけれど
アーティストなんだなぁと
深く深く感じて
ファンがいっぱいいらっしゃることにも
そりゃそうだよなぁと。
皆川明は二人必要ないし
mina perhonen は ひとつ。
唯一無二の個性で、
真似した何かには意味はない。
じゃ、わたしは、何を作る?と
ここに来たアパレルに関わる全員が
クリエーションに関わる全員が
自分に問い直してることでしょう。
たくさん絵を描きたくなったし
オリジナルのテキスタイルを
作りたくなっちゃったよ。
帰り道の歩道のタイルですら
柄に見える始末です。
刺激をいただける
素敵な時間でした。
帰りにきっちり
これも初めて行った
ブルーボトルコーヒーで
見事なサービスを受け、
最高に美味しいアップルタルトと
カプチーノをいただいて帰って参りました。
本日もお越しいただき
ありがとうございます。
清澄白河。
普通の日常生活と、
素敵な空間がバランスよく同居している
心地いい街でした。
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