映画の効用

 

週末に見た映画です。

「365日のシンプルライフ」

(ネタバレ含みますので本当にご興味ある方は

ご覧になってから読んでくださいませ)

 

 

26歳のペトリ君が

彼女に振られたことをきっかけに

モノに溢れた自分の暮らしと

それでも満たされない思いに疑問を抱き

自分の持ってるものを

文字通り全部倉庫に預けて

実験を行う様子を描いた映画

映像関係のカメラマンというのが

元々の仕事らしく

監督、主演も

ペトリ・ルーッカイネンさん。

思考力行動力がすごいし

若干26歳、っていうのにも

いろんな意味で感心してしまう。

 

1日に1個だけ

持って帰っていいルールです。

最初は素っ裸で

夜中に雪の街を

倉庫まで走るってところから。笑

やっぱり取り出すのはそれだよね。うん。

 

そして、ひとつひとつ

持って帰ってくるんだけれど

素っ裸から始めるっていう

徹底ぶりがまずすごいし

そこから必要なものを考えるって

根本的なことだからね

説得力があります。

 

人によっても優先順位は

違ってくるのかもしれないけど

途中で止まったり

考え込んだりもとてもリアルです。

 

最初に暮らしてた部屋の

モノに溢れてる感じも

見てる側には身に覚えがあって

それがあるから一層

清々しいくらいモノのない暮らしに

納得してく感じが

とても羨ましくなってくる。

 

そのうちに欲しいのは

モノじゃなくて

「愛する人」なんだって

気づいたりもするの。

それって若くなくたって

きっと同じよね。

 

支えてくれる周りの人たち

相談する友人や家族たち

新しい出会いとかも

含めながらの1年間が

描かれています。

 

フィンランドって遠い北欧の

言葉も分からない国の

若い男の子のリアルな暮らし

お母さん世代の

おばあさん世代の

リアルな暮らしが垣間見えて

普通の人の暮らしには

国が違っても

話す言葉や食べ物が違っても

そんなに大きな違いは

ないのだなぁとか

とても興味深かった。

 

そして、ものは少ない方が

幸せの形はよく見えそうだと

ここでも気づいてしまうのです。

興味がそっちに向いてるから

こういう映画を見る、というのも

もちろんあるんだけども。

 

持ってることを忘れてるものを

いっぱい持ってること が

今私の中で問題になってるの。

 

持ってるものは

全部大事な好きなもの

になって欲しくて

それを把握しておきたいのです。

死ぬまでに、そんな人に

そんな暮らしになるのが

やっぱり目標。

 

(残したものの整理で

娘が苦労するようなことに

なって欲しくないしねー。)

(恥ずかしいものとか

残したくないしねー 笑)

 

先週末の始まりは

お察しの通り

実のところ底まで落ち込んで

スタートしてました。

 

とりあえず泣いたり

誰かに話したり

書きまくったり

してるとちょっと

スッキリするんだけど

それでも考えは堂々巡りをして

思考回路がマイナスに向いて

あまり良くない思いばかりが

マグマのように溜まりそうな時には

一旦考えるのをやめます。

 

映画を見る、とか

本を読む、とか

別のことに気持ちを移動させます。

 

料理とか家事とか

歩くとか走るとかはね、

スッキリはするんだけど

やっぱり身体を動かしながらも

頭の中では考えちゃうから

違うことにすっぱりと

入れ替えようとすると

映画とかビデオとかがいいみたい。

 

一旦切り離し続けると

そのうちに

うまいこと

同じ事象を違う視点で

見ることができるように

なってたりします。

 

つらい、しんどい、悲しい気持ちの

熱々のところはしょうがないの。

人間だものね、しょうがない。

 

でも、それをいつまでも

執着して抱きしめると

火傷がひどくなったり

膿んでしまったりするのよね。

一旦忘れて風を通しておくと

いい具合にカラカラと

乾いてくれたりするもんです。

 

マイナスの気持ちのマグマの塊って

何もいいことに繋がらないから

丸めてポイっと捨てるイメージで。

 

問題点だけ冷静に取り出して

解決法を考えよう。

それをやる元気な気持ちを

週の初めに取り戻しておくことが

週末の役割かもねーと

昨日同じこと書いてるけど。

 

で、今週末には先週末

何で落ち込んでたかも

すっかり忘れてるんだよね

これが。

歳とるってことの

一番いいことさって思います。

 

さて、

今週も頑張っていきましょう。

 

本日もお越しいただき

ありがとうございます。

今日も最前線で働いてくださっている

世界中の医療従事者の皆様に

心からの感謝と尊敬を!

 

 

 

 

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