ひとり時間

土曜日の週末には撮影をして

日曜日にはフリーマーケット用の

荷物の一部を搬入したりしましたが、

休日にすることがあまりない。

ゆっくりする、というのは

そうなんですけど

家族がいなくなると、

ひと通りの家事が終わると

さて、何しようか、

ということが増えるのですね。

 

ひとりでも、

旅行に行くとか、

キャンプに行くとか

そういうことをすれば

忙しいんだけど

今はなんとなく

そんな感じでもなくて。

 

家の中でする仕事、

家事をゆっくり

するようになりました。

早々に終わらないように、

ゆっくり時間をかけて

楽しみながら片付けたり、

掃除をしたり、料理をしたり。

 

家の中の使い方を工夫したり、

戸棚の中を片付けたりも、

その流れの中から

自然に始めたことですね。

 

82歳になる母が、

ひとりで家にいても

元気で忙しそうなのは

しなくちゃいけない家事が

たくさんあって忙しいから。

いつ行っても

家中ピカピカなのはそのおかげで

自分で食べるものを

こまこまと作り、食べて

毎日しなくちゃいけない

掃除の場所があり

毎日しなくちゃいけない

体操とかも色々あって、

そういうことなんだなぁと

ようやく分かったのです。

 

そう思うとね、

家事を誰かに任せたり

「楽をする」っていうのは

あまりいいことのようには

思えないんですよね。

 

仕事を引退すると

一気に弱るっていうのも

そのままテレビの前に

座りっぱなしになると

ほんとよくないっていうのも、

よく聞く話。

 

ささやかな家事でも、

毎日やってると

どうにかしてもっと

うまくいく方法がないものかと

知恵を絞ったり工夫したり、

頭も手も身体も使います。

 

私たちが巣立った後の

部屋を片付けたり、

違う用途で使い始めたり

そういえば母が

同じようなことをやってたと

はた、と気づくとなんだか

DNAを感じてしまう。笑

 

自分の暮らしをこぎれいに、

小楽しくするためには

結構忙しくしてないと出来ないし、

それがまた楽しいと、

暮らしそのものが生き生きとして

そして本人も

元気でいられるということ。

 

元気で長生きの代名詞のような

ターシャ・テューダーさんや

津端修一さん、英子さん

ご夫婦の暮らしって

そんな感じだったんだろうと

思うのです。

 

家族がいたり子育てが忙しい頃には

想像もつかない

時間がたくさんあるという

贅沢なこと。

だけど、ちょっと(結構)寂しいこと。

 

この時間を無為に過ごさないように

自分で自分を楽しませておこう。

 

この時間がなくなるとまた、

ひとりでゆっくり過ごす時間が

喉から手が出るほど

欲しくなることも

容易く想像がつきます。

 

人間ってどこまでも、

持ってないものが

羨ましくて欲しくなる生き物だけれど

今 健康で、

仕事があり、

住む場所があり

大事な人たちが皆元気で、

それぞれに一生懸命

日々を送れていること

それだけでも

どれほど幸せなことか

それを 忘れないように

しなくっちゃと思います。

 

最高に美味しかった昨日のご飯。

今季初購入 

SEIYU の安い細いさんま。笑

大根おろし添え。

味噌汁は煮干しの頭と内臓を取って

一晩水に浸けて取った水出汁で、

豆腐とミョウガ。

きゅうりとしらすとワカメの酢の物

そして、白いご飯は鍋で炊きたてで。

 

ささやかだけど、時間かけて

こういうのは、ほんと美味しい。

これで最高に

幸せな気持ちになれるのが

自分的には最強です。

 

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