休みが始まる前には本屋さんに行きます。
楽しみにして読む本が見つかると、うれしい。
本屋さんに行っても、
山のように収穫のある当たりの日と
まったく読みたい本が見つからない日がありますが、
ゴールデンウィークに合わせて、
出版社もやっぱり新しい本を出してくれているのですよね。
今回はうれしい本をたくさん見つけることが出来ました。
その中から、3冊をご紹介。
1冊目は久しぶりに買った、有元葉子さんの本。
お料理本ではなくて、生活回りの本です。
わたし、ものすごく感銘を受けてしまった。
今回のお休み、基本的にはずっと家にいて
片付けや掃除をしていたのですが、
結果的に、その方向性を決める本となりました。
家事には流れを作ること
常にものは動かしておくこと
もちろん料理を上手に作るための
コツ的なものも満載。
でも一番心に刻まれたことは、
今持っているもの、
今持っているご縁、
それを活かしきることが大事 ってこと。
あれがないから、これがないから
お金がないから、時間がないから っていうの
駄目だなぁって。
今ある空間、持っているもの、
出会っていることや人を大事にすること。
今自分が持っているもので
出来る限り美しい暮らしを作っていますか?って
そのために努力をしていますか?って。
目から鱗が落ちまして
反省しきりでございます。
折々に読み返し、また、頑張る指針にしたいと思った本でした。
次は新しい本が出るのを待ちわびているシリーズのひとつ。
東京バンドワゴンシリーズ。
8冊目になる今回の本は、
いろいろな登場人物の、
語りきれていなかったストーリーがたくさん。
あぁ、また最初から読み返したくなるじゃないか!
あり得ない設定の、家族の素敵な話なんだけど
分かりやすく円満にいつも解決するのよね、と分かっていても
思うつぼにはまり、毎回分かりやすく泣きます。単純です。
何だかあったかくて、安心しながら読める、
ハラハラドキドキがあまり得意でない
わたしの、大好きなシリーズです。
そして、これは、以前ご紹介したことのある、あしたも、こはるびよりという本の
つばたしゅういちさんとつばた英子さんご夫妻を取材した
またちがう本。
1年にわたり、彼らの家に深夜バスと電車を乗り継いで通った
編集ライターさんと カメラマンさんが
テープを回しながら聞いた彼らの暮らしや考え方、歴史を
聞き語りの形でまとめた1冊。
写真やイラストは、「あしたもこはるびより」の方が多くて楽しいのですけれど、
こちらの方が文章量は圧倒的に多いかな。
彼らの生活がより深く、詳しく紹介されています。
つくづく、すごいご夫婦。
やっぱり、人間なまけることなく
日々こまめに身体と手と頭を動かしていなくては って
思うに至ったお休みでした。
あれこれ片付け、ご飯を作り、猫の世話をして、
掃除をして、洗濯をして、
庭の手入れもして、
食料品や、日用品のお買い物に行く。
本を読んだり、ビデオを見たり、
お昼寝も、朝風呂も、昼ビールも。
好きな人に会い、美味しいものを食べ、たくさんおしゃべりもして。
そういうこと、あまり時間を気にせず出来る。
それだけのことで、とてもとても心満たされた数日でした。
また、今日からは走りだしています。
充電したものを大事にしながら
頑張っていこうと思います。