素敵ですよね。Casa BRUTUS。
大好きな雑誌です。
久しぶりに買ったこの1冊は
夢のようなお住いの様子が
たくさん掲載されていてうっとり。
思えば昔から雑誌のインテリア特集が
大好きでした。
最初に大きく影響を受けたのは
中学生の頃に読んだ
大橋あゆみさんの本。
題名を覚えていたことにも
まだ古本として売ってることも
なんか、嬉しかった。
(画像はそのような古書店の
サイトから拾いました。)
ぼろぼろになるまで読みました。
この本の内容を要約して
授業で英語のスピーチの
題材にしたこともあったなぁ。
高度成長期を過ぎた頃です。
Popeye が創刊され、
雑誌を通して知るアメリカ文化や
ヨーロッパ文化への憧れに
脳内を埋め尽くされていた頃。
スマホで世界とつながる今の世の中を
誰もまだ想像もしなかった頃。
幼い頭でこの本を読み、
インテリア、というものの概念を知り
実家住まいの中学生には
何も出来なかったけれど
妄想で頭の中をパンパンにしていたことを
覚えています。
それから色々な場所に住みました。
そのたびにその時々に可能な範囲で
自分の”好きな感じ”を
叶えようとしてきました。
大橋あゆみさんのインテリアへの考え方
その後、住まれた家や、建てられた家、
内装のことなども
かなり詳しく雑誌に載ったり
本を出したりなさってたので
随分追いかけて勉強させていただいたものです。
雑誌が文化の中心だった時代。
写真と文章で紹介される様々な人たちの
様々な暮らしに影響を大きく受けました。
そんな中でも、好きな感じ、というのは
あるものですよね。
一番大きく影響を受けたのは
CONRAN 卿からかもしれないです。
今の若い人はあまりご存じないでしょうか。
コンランショップなら、ご存じかな。
彼の提案なさるインテリア、その世界観に
本当にうっとりしたものです。
そんなこんなを経て
今の家にたどり着きましたが
思うような空間になっているか
と言われると超微妙。
住空間というのはほんと、
経済力も、時間も、余裕もないと
なかなか思うように手に入るものでは
ないのかもしれません。
Casa BRUTUS をみてると
そこまで到達していらっしゃる方々の
素敵なお住いが満載です。
いいなぁと思いながら
でも、じゃ、自分のこの生活の中で
全力で努力してるかと言われると
すみませんごめんなさい、というしかない。
まだまだ素敵になる余地は
いくらでもあるはず。
自分の好きな感じに近づけることは
もっともっと出来るはず。
そもそも、どんな感じにしたいんだっけ?
そんなことを思い出しました。
Casa BRUTUS を眺めながら
心惹かれるものを
拾い集めるところから
またスタートしようと思います。
手をかけていこう。
好きなものをしっかり探そう。
ちょっとでも”好きな感じ”が
詰まった空間を作っていこう。
そう考えるだけでちょっとワクワク。
コロナの中でも出来ることは
まだまだいっぱいある。
外に外に外に、
向かいがちだった気持ちを
内側に戻して見つめる時間になっています。
幸福の種はいろんなところに
仕込んでいけるはずなんだ。
本日もお越しいただき
ありがとうございます。
今も最前線で戦ってくださっている
世界中の医療従事者の皆様に
心からの感謝を!