昨日はパタンナーさんが
来てくださって、
いろいろと打ち合わせました。
今まではサンプルを送ったり、
メールだったり、ラインだったり
主にそういう方法で
コミュニケーションをとっておりましたが
このところは、来ていただいて、
試着したのを見せて、
ここがちょっと、とか
ここがもう少しこうなると とか
これ、すごーくいいよね とか
細かく話すようになっています。
事務所を引っ越してから
コロナになってからの方が
会って話してる。
作るものの精度を上げていきたい思いが
ますます強くなっているのがひとつ。
会って話すことの意味を
強く思うようになったのがひとつ。
ものを作るというのは
そういうことを大事にしていかないと
いいものにはならないなぁと
より実感するようになっています。
弊社のお願いしている
現在のパタンナーさんは
私よりも若いけれど
若すぎないし
お子さんもいらして
同年代の女性の気持ちを
理解してくださる方。
その上で十分にキャリアと
技術があるという、得難い人です。
要するにいわゆる
「おばちゃんの身体」のことも
よくよく理解してくださる方なのです。
女性も、同じ年代でも
結婚している人としていない人
子供がいる人といない人
働いている人と家にいる人など
いろんな立場の人がいて
いろんな身長、体重、体型の人がいて
いろんな好みの人がいます。
全員に必要とされるもの
全員に気に入って
もらえるものなんていうのは
おそらく無理なんですよね。
ほっそりとスタイルのいい人が欲しい服と
私が欲しい服は、まぁ違うのだよ。笑
自分が一番理解できるところ
歳を重ねて、身体も変わって
似合うものが変わってきている
大人の女性のために
そういう方々の魅力が
伝えられる洋服をできるだけ
考えよう、提案しようと思っています。
いわゆるミッシーミセス、と
くくられるタイプのものではなくて
若いお嬢さんがお召しになっても
素敵なものを
ジュニアから繋がる
高校生でも、大学生でも
そして、大人の女性でも
どんな年代の人にも
手に取っていただきやすい
ベーシックなものに
少しニュアンスを加えたもの。
そういうものを理想としています。
自然に、自分らしくいられるもの
身体に無理なく、楽に着られて
それでいて、きれいに見えるものを
作りたいと思っています。
なかなか贅沢な野望。笑
そういう目指す服作りをするうえで
パターンというのはとても重要なもの。
袖まわりがきつい、どうすればいい?
となった時に
その答えはおそらくひとつではなく
いろいろな方法がある中で
シルエットをきれいに出しながら
ベストのラインを選んで引くのには
やはり経験値と技術が必要なのです。
そういう意味で、絶大な信頼をおける
パタンナーさんと一緒に
仕事ができていることは
パルレシフォンの強みのひとつです。
その信頼関係を重ねていくためには
たくさん話すこと、意見を交わすことが
欠かせないのだと
この1年でますます強く
思うようになりました。
ひとつのアイテムを作るのに
たくさんのことを考えます。
何かひとつでも、役に立てるものを
お届けできますように。
本日もお越しいただき
ありがとうございます。
今も最前線で戦ってくださっている
世界中の医療従事者の皆様に
心からの感謝を!