遠出?

 

2時間半で着くくらいの距離なので

さほど早起きしなくても大丈夫だった

土曜日の朝。

遠出、というほどではないけれど

泊まりがけでどこかに行くなんていうのは

いつ以来のことでしょうか。

 

何度もキャンセルを繰り返し、

料金をデポジットで預かってくださっていた

主催者の方もかなり恐縮して

くださっていたのもあり

新たに料金も発生しない嬉しさもあり

最後まで悩んだのですが

思い切って出かけることにしたのでした。

 

久しぶりのロングドライブで

長野県と山梨県の県境のあたりまで

行ってきました。

 

今回は集合時間の数時間前に着いて

キャンプ中に食べるものは

現地で調達してみようという作戦。

というか、金曜日まで全く余裕なく

何の準備も出来なかったし

する気にもなれなかったのが

正直なところなのですけれど。

 

近くにあるスーパーを検索し、

地元の食材がたくさんありそうな

A COOP というのを発見。

とりあえず、と行ってみましたが

テンションが自然に上がる

楽しい売り場でした。

 

地元信州のお酒や、

諏訪の地ビール

八ヶ岳牛乳はもちろん、

近隣農家の卵、

信州牛のお肉も美味しそうだし

もちろん地元産の野菜、果物が

てんこ盛りで目移りしてしまいます。

 

とはいえ、大した量が

食べられる訳ではないのは

自分でもよくわかっているので

吟味してお買い物。

(少し成長してます。)

 

そして、スーパーの隣にあった本屋さんに

何気なく寄ってみたら、

入り口から進めません。

いい感じの気合いの入った棚が

作られていて、動けない。

 

どの棚を見ても、

今まで見たこともなかったような本が並び

どの本も読みたくなってしまうというか

単に好みに合っていただけかも

しれませんけれど

大手書店の画一的な書棚とはまるで違って

とてもとても興味深く、

楽しい時間を過ごさせてもらいました。

 

地元に関するものも多く

アウトドアやサウナに関するものも多く

当日の気持ちに

フィットしまくったのでしょうね。

早めに行って良かった。

普通に地元で暮らしている人が

ご利用なのだろうスーパーと書店。

いわゆる観光スポットではないけれど

こういう場所の楽しみはまた格別です。

 

今回の主旨は、

生活におけるエネルギーとしての

火の扱い方。

暖房、調理、照明 という役割ごとに

適した火のありようがあり、

それぞれに応じた

扱いが出来るようになるには

経験を積むしかないのですけれど

焚き火の本も出していらっしゃる

主催者のレクチャーには

うなづくことばっかりで

勉強になります。

 

 

無事にマッチ1本だけで

立派な火を熾すことにも成功しました。

(嬉しい)

 

 

暑くもなく寒くもなく

きれいに晴れて天候にも恵まれ

特別な道具を使わずに

アウトドアで過ごす技術を

みっしりと教わった1日。

 

昼過ぎには講習も撤収も終了し

どこかの温泉に、とも思いましたが

混まないうちに帰りたいと

どろどろのまま高速に。

ところが事故渋滞に巻き込まれ

結局夕方自宅に辿り着きました。

やれやれ。

 

荷物を下ろして片付けるのも

心を無にして淡々とやっていきます。

 

こういうことが

できるようになったなぁ。

 

今まではとりあえず、

今日はもう無理、と

見ないふりをすることも

多かったけれど、

一刻も早く通常の家の中に

戻したい気持ちが強くなっていて

散らかっていたり

目障りなものがあるのが嫌。

で、ヘトヘトなのに、

どうにかほぼ元通りの状態に。

 

寝袋やテントなどの大物は

また天気のいい休日にでも

改めて手入れをすることにします。

 

こういう時、わたし荷物が

山のようになるのです。

車だし、万が一、と思うと

ありとあらゆるものを

持っていきたくなる。

考えて荷物を厳選するような

心の余裕がなかったのもありますけれど

寒くなった時のための

羽布団とか湯たんぽとかまで。

使わずに車に入れたままって荷物が

いっぱいありました。

 

準備も、車に積むのも、

現地で下ろすのも、

ものを片付けたり使うのにも

撤収も、また車に積むのにも、

それを下ろして玄関まで運ぶのも

片付けるのも、ほとほと嫌になる程大変。

 

キャンプにはいろんなスタイルがあり

本当にリビングをそのまま

持っていくような方々もたくさん

いらっしゃいます。

それはそれで素敵で

ちょっと憧れたりもします。

(自分で設営も撤収も絶対やりたくないけど)

(まめな旦那さんがいらっしゃる風の人が多い)

 

今回荷物の多さにうんざりして

自分は一体何をどうしたいのか

もう一度このあたりで考えようって

すごく反省しました。

若くなっていかないから

もうあまり頑張れない気がする。

 

大袈裟になればなるほど

キャンプに出かけるのも

大変に億劫になる。

荷物を減らして軽やかに

出かけられるようにしておかないと

行けなくなってしまうぞ。

このあたりで自分の求めるスタイルの

整理をしておくべきかもしれない。

 

わたしのアウトドアの師匠は

(勝手に呼んでる)

極力現場にあるものを利用する

かなりワイルドな方法を

教えてくださいます。

今 Youtube などで主流のものとは

なんというか、一線を画す感じです。

 

ファイアースターターね、

使いたかったら使えばいいけど

マッチかライターでよくね?

ですよね みたいな。笑

 

大事なのはそこじゃない、と

火を趣味的に眺めるだけじゃなくて

それで暖を取り、調理するために

火をコントロールする技術が大事なのだと

アウトドアで過ごすことを

これからも楽しみたいなら

できるようになってると

ほんといいよね、と納得するのです。

 

ということで、

いろいろなこと、

頭から全部すぽりと抜いて

過ごした週末でした。

 

サービスエリアも、道路も

同じように出かけている人たちで大賑わい。

マスクはどこに行っても外せないけれど

それでも、ずいぶん様子が違って

世間はこうして元気になっていくのかなと

嬉しく思ったりしました。

 

猫たちも元気で

ほっと一安心。

 

自然の中に入り

火を燃やして眺め

森の中で眠りました。

いろいろなことも考えられて

いい時間でした。

 

 

どんな状況になっているのかは

まだ分かりませんけれど

次に出かけるのは年末でしょうか。

そろりそろりと、いろいろと

戻っていけますようにと祈りましょう。

 

 

今も最前線で

戦ってくださっている

世界中の医療従事者の皆様に

心からの感謝を!

 

[Disigner_ Kahoru Yamada]
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