先日のキャンプの時に
立ち寄った本屋さんで求めた本の1冊。
江戸時代をテーマにした
環境問題の本が、
実はたくさん出ていること
検索してみて気づきました。
鎖国、という政策が取られた中
化石燃料が入ってくるまでの時代
日本では太陽エネルギーを
ほぼ唯一のエネルギー源として
暮らしていたのですよね。
木を燃やして食事を作り
植物から紙や布を作り
それぞれのものを
最後まで使い切る暮らし。
食べたものは肥になり、
太陽エネルギーを得て育ったものが
また農作物となって食卓に並ぶ。
燃料は薪と炭。
どちらも太陽のエネルギーで育つ木が原料。
そうした暮らしがどのように営まれていたか
詳細に検証されたのがこの本のようです。
って
実はまださわりしか読んでおりません。
楽しみすぎて、ゆっくり読み進めています。
時代小説も大好きなので
当時の暮らしぶりを想像しながら
読むのがとても楽しいのです。
薪を燃やさないと、
炭をおこさないと、
お風呂にも入れない、お茶も飲めない
もちろんご飯も食べられない。
そういう暮らしは本当に
不便だったろうと思います。
蛇口をひねれば
お湯がじゃんじゃん出てくる
ボタンを押せば
涼やかな空気が出てくる
そういうものがない世界に
戻りたいとも戻れるとも
思いはしないのですけれど
太陽エネルギーの中で
帳尻のあった文化的生活を送っていた
江戸時代の日本の人たちのことを
なんだか誇りに思う気持ちも強いのです。
稲垣えみ子さんが、
電気のない生活
冷蔵庫のない生活にチャレンジする時に
時代劇ドラマを参考にしたと
書いていらっしゃいましたが、
まさに、的を得たことだと思います。
先進国である私たちが
享受しているこの暮らしを
世界中の人がやろうとしたら
アメリカ並みで5個
日本並みで2.8個の
地球が必要なのだと
WWF ジャパンのサイトには
書いてありました。
このままじゃダメだよね と
思ってはいるけれど
現実的に何かが出来る訳でもない。
気休めのようですが
少しずつでも知識を広げることで
ヒントになることが増えていくかなと
読み進めています。
面白いですよ。
農村での暮らし
町場での町人の暮らし
そして、武士の暮らし に分けて
検証してあるようです。
朝からか細いような雨が
降ったり止んだりしている土曜日。
ソファに埋もれて
読書に耽る時間は
たまらなく幸せな時間です。
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