8月に読んだ本
ジェフリー・アーチャーの新作。
「ケインとアベル」、「ロスノフスキ家の娘」シリーズのような
久々の年代記もの。なかなか読み応えありました。
本人にはいろいろと話題がありますが、
空港や、新幹線の駅で、読むものがなくなって焦った時に、
まず、期待を裏切らない作品群、と
わたしの中で位置づけられているジェフリー・アーチャー。
そういう時のために、あえて新刊を買わなかったりしますが、
これは、つい手に取ってしまいました。
続きが読みたいぞ。
時のみぞ知る(上): クリフトン年代記 第1部 (新潮文庫)
この二つは友人でもある
坂田阿希子さんのこの春夏の新作。
どちらも、野菜がたっぷり食べられるレシピ集。
お料理教室に行った時に、
焼き肉とナムル3種をマリネーゼしていただく、というのがあり、
ものすごく美味しかった&ボリュームたっぷりだったので、
近所の中学生男子が来た時に出してあげたらモリモリ食べました。
肉より野菜がたっぷりで、でも肉をがっつり食べた感じの満足感。
なるほど、これもマリネなんだ、と思う料理でした。
そういう料理がいろいろと。料理の巾が広がります。
サラダ教本は、サンドイッチ教本、スープ教本に続く
教本シリーズの3作目。
すでにかなりぼろぼろになるまで読み込んで作っている
彼女の「傑作サラダ」という傑作料理本があるのですが、
そのDNA を引き継ぐ充実の1冊です。
おかず、おつまみ、おもてなしに すぐ使える 絶品マリネ
サラダ教本
暮らし回りのこと、考え方とかが好きなひとっていうのには
偏りがありまして、石黒智子さんは、好きな人です。
かなり理系と思われる分析に基づく家事の提案には
ふーん、とうなるものがあります。
なかなか真似は出来ませんけれど。
石黒さんの、少し前の本。
工作ものがいろいろと。
でも、テーブル回りで使うものも、
生活の中で使うものも、
いいものを探して買う、ということに目はいっても
自分で工夫して作る、という視点は、
抜けていたかも、と気づきました。
暮らしを楽しむということにはいろいろな方法がありますね。
自分で出来ることのヒントをいろいろいただきました。
これは、漫画。
近所のTSUTAYA の店頭で、中古がまるっと全巻で1000円で売りに出ていて、
迷わず買いです。
オノナツメさんの漫画は例外なく好きなのです。
これも期待を裏切らない素敵なストーリーでした。
相変わらず、節操のない乱読ぶり。
教養のための読書はしない、
好きなもの以外は読まない、というのが
わたしの本と、音楽と、映画との付き合い方の共通の判断基準。
自分が楽しめないものに、時間を使わなくてもいいかな、と
いつの間にか思うようになりました。
7月から8月にかけて、
澪つくし料理帳シリーズを1巻から全部読み返したり
(あ、そうだったのね、がいろいろありました。これ、貸してあげたっきり帰ってこないので、
全部買い直してしまった。本は、貸す=あげる と思うことにしてますが。)
居眠り磐音シリーズを1巻から全部読み返したり
(長ーい!っていうか、43巻の最新刊まで全部家に揃ってたからまたびっくり)
新しい本、というより新作が出たから、
前のストーリーをおさらいする、ということを楽しんでおりました。
読むものがなくなると落ち着かなくなるわたくし、
今まで探してもなかなか手に入りづらかったのに
今は池井戸潤さんの文庫がどこでも平積みで、ほくほくしております。
わたし、半沢直樹、半年前からはまってたもん!とか自慢したりして。
池井戸潤さん、半沢直樹シリーズ読み終わった!という方には、
「空飛ぶタイヤ」を絶賛おすすめ致します。
一気読みで、泣きます。いや、泣きました。2回目読み返しても、も一回泣きました。
泣きの小説では決してないのですけど。つい、うるっと。
東京バンドワゴンシリーズもドラマ化!と中吊り広告を目にして、
キャスティングが気になって仕方ない。
これも最近全部読み直したんだよな、私。
ということで、自分の中で勝手にキャスティングいろいろしている小説です。
ドラマっぽい小説なので、そのうちドラマになるに違いないと思ってました。
亀梨君、たぶん青ちゃんの役だろうなぁ。ちょっと違うけどなぁ。なんだかなぁ。
本を読む楽しみにも、いろいろありますねぇ。
こっそり、どっぷり、再読を含めると相当な冊数、この夏はいきました。充実です。
秋には秋の本がきっと。わくわく。