丁寧に穏やかに

 

料理をするとき

家事をするとき

このところ気をつけているのは

ひとつひとつの作業を

丁寧にやること。

 

大事にしていた

薄はりグラスを割ったり

作ったばかりの

日焼け止めクリームを

落として床にぶちまけたり

そういうことが続き

握力が落ちてるとか

指の動きが繊細さに欠けるとか

指先に0.1ミリの湿り気もないとか

そういう理由ももちろんあるけれど

そもそもの動作が

ガサツなのだと反省しました。

 

時々は割らないと

ガラス屋さんが儲からないから

それはそれでいいのいいの。

 

分刻みで動かなくては

いろいろなことが回らなかった

若い頃とは違い

自分一人のことをやるだけの暮らし。

慌てたり急いだりする必要は

ないのではないか?と

気がついてしまいました。

 

がさがさドタドタと動くのではなく

ゆっくりと丁寧に考えながら

ひとつずつの作業をやっていくと

全体の整い方が底上げされて

いくようで、興味深くもあります。

 

有元先生のお料理教室に

一度だけ参加させていただいた時

先生の動きがゆっくり丁寧だったのが

とても印象的でした。

 

きゅうりを刻むのも

きゅうりと対話するように

丁寧にゆっくり

きれいに揃えてほっそりと。

 

参加してる若いお母さんが

鼻息荒く職人のように

手早く切られたそれとは

仕上がりの様子が全く違うことに

衝撃を受けたのでした。

 

早く仕上げることを求められる

人生におけるそういう時代は

もちろんあるので

それが間違いということではない。

 

ただ、今の私の生活ならば

有元先生のように

ゆっくり切ることができる。

ようやく手に入れることができた

その余裕を楽しもうと思ったのです。

(必要があるときには

もちろんちゃっちゃとやるよ)

 

必要もないのに焦る必要もないし

イライラしながら暮らす必要もない。

心穏やかに、少し

ペースを落として暮らそう。

 

とはいえ

朝時間には限りがあるから

平日の朝家事は相変わらず

バタバタしてます。

洗濯の回数を減らしてみる?と

やってみたけれど

1回の量が増えるストレスを考えると

ちょっと違うかもな とか

いろいろ試行錯誤は継続中。

暮らしはそうやって

ゆるやかに変化しながら続きます。

面白いなぁ。

 

本日も、お越しいただき

ありがとうございます。

嬉しい金曜日。

どなた様にもどうか

いい週末でありますように。

 

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