働く場所

 

細かいことはまだ

決めきれていないのですが

この事務所にいるのは

10月いっぱい ということになりました。

 

壁塗りをしたり、カウンターを作ったり

自分たちで手がけたものがたくさんあり

とてもとても名残惜しい。

 

けれど、ちょっと

贅沢すぎる空間であることは

紛れもない事実です。

ずっと悩んでいたのですけれど

決心してから解約が可能な時期まで

半年近くかかりました。

次の方から11月から使いたいと

申し込みがあったそうで

11月の頭から、パルレシフォンは

それぞれの自宅でのリモートと

わたしの自宅近所に出来た

コワーキングオフィスを利用して

運営していくことになります。

 

在庫の管理は今まで通り倉庫で行い

電話は携帯の番号になりますが

会社専用のものを用意しています。

 

我が家も、わたし一人の暮らしには

いささか広すぎる空間だったので

生産企画をするため

”アトリエ”なんて名前をつけて

一部屋使うのも楽しいのではないかな。

打ち合わせもうちでできるし、

我が家にいろいろな方をお迎えするのも

なんだか楽しみです。

 

コワーキングオフィスには

二人で会員登録したので

基本的にはそこにいることになります。

日常的に意思疎通を図るのは

今まで通り問題なく

自分たち以外に、いろんな人が集う場所で

働くことに、少しわくわくもしています。

 

”オフィス”という形はなくなるけれど

外に広がっていくようなイメージを持っていて

それも不思議な感覚です。

 

インスタライブは自宅からお届けしたり

様子を見ながら

コワーキングオフィスのスタジオを

お借りしたりする予定でいます。

撮影も、自宅でできるようなスペースを

作ってみようかと考えています。

 

なんだ、できるじゃないか。

 

働く場所がないと困るって

ずっと思い込んでいたけれど

そんなことは全くなかった。

コロナ期間に

多くの会社が気づいたことに

私たちも遅まきながら

気づいたということです。

 

利用させていただこうと思っている

コワーキングオフィスは、

とある有名芸能人の方が建てられた

豪邸をリノベしたもので

いわゆる都心のそういう場所とは

印象が随分違います。

広いリビングのようなスペースには

ソファ席やテーブル席があり

テラス席も、クローズドのオフィスルームも

ウェブ会議用のブースもあるという

ユニークな空間。

 

オフィス内装の

企画設計施工をする会社にお勤めの

近所にお住まいの男性が

社内での新しい事業として

ゼロから立ち上げられたひとつ目の物件。

 

小さい子供のいる自宅での

リモートワークに限界を感じ思いついた、

というお話通り、

ご本人も近所にお住まいで

保育園でもない、会社でもない

新しい地域コミュニティを作っていきたいという

彼の理念もベースに入っているのです。

 

若い方から私のようなものまで

男性も女性も

お勤めの方もフリーの方も

いろんな人が利用されていて

よく会う人とは

よく話すようになり

仕事せずにずっとおしゃべりしてたじゃん、

みたいなことがあったりなかったり。

さまざまなお仕事をなさっている方が

いらっしゃって、

省エネルギーに強い設計士の方は

早速テラスの空調を効率化する方法を

主催者と考えたりなさってて

なんというか、会社の垣根を超えて

助け合うことも自然に発生しているようです。

 

今から起業しますという

目がキラキラしてる若い女子の話を聞いたり

長く経営をしてきたことも

誰かの役に立つ?という予感も少し。

 

またひとつ、

自分を縛っていたなにかをほどくようで

寂しさと同時に

身も心も軽やかになるのを感じています。

 

歳を重ねていくこれから。

無理なく、楽しく働く形を

新たに作っていこう。

 

あと1ヶ月、となったので

ご報告させていただこうと思いました。

今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

本日も、お越しいただき

ありがとうございます。

変化を恐れずに、変わっていくのだ。

 

[Disigner_ Kahoru Yamada]
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