師走本 2022

 

 

少し前からお風呂の中で読む本になってます。

 

この帯にある

「何も失っていない人などいない」という文章に

心をえぐられました。

 

普通に、今、東京で生きている人たちの

リアルなストーリーが綴られています。

ひとつひとつ

雑に読む気になれない内容で

複雑な気持ちになりながら

ゆっくりと読み進めています。

何がどう、ということではないし

何かヒントになる素敵なことが

みたいなことでもない本なんだけどね。

 

いいことも悪いことも

山も谷も

誰にでも訪れて、

超えていくしかなくて。

そんなことを考えさせてくれる本。

しんどいのは自分だけじゃないし

たくさんの人が今を生きてること

文字を追いながら手ざわりとともに

感じることができるように思います。

 

オーディブルで本を聴いたり

ドラマや映画を観たりするのも

楽しい楽しいことだけれど

本を読む、ということは

格別の体験だなといつも思います。

 

先日読んでいた伊坂の短編集はこれ。

 

 

何度目かの読み直しだけど

その度にいい短編集だなぁと軽く感動します。

ひとつひとつのストーリーや登場人物が

時系列を行ったり来たりしながら

ゆるやかにつながり

魔法のように幸せな気持ちを残しつつ

また流れていく様子。

伊坂幸太郎ならではの世界観に

とっぷりと浸かって軽やかに抜けられる

大好きな本です。

 

年末に向けて少し

本を読む時間がいつもよりあるはずだから

いい本にまた出会えるといいな。

お休みに入ったらまず

図書館と、本屋さんに行こうと思っています。

 

本日も、お越しいただき

ありがとうございます。

 

ワクチンを打ったから

かからないだろうという

この安心感のために打ったのか。

なんとはなしに気が楽になってるから

まぁよかったってことにしよう。

 

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