ジェーン・スーさんの新刊に
とっぷりと心癒されています。
何となく心の中にある重さとか
しんどさとか痛さとかつらさとか
そういうものの原因らしきものを
言葉にして表すとこうなるのね。
50歳になろうとしているスーさんは
私より10個くらい下だけど
女が抱えるものをしっかりと見つめて
言語化してきた人だ。
すっかり時の人になっていらっしゃるけれど
そういう人でも日々のしんどさは
普通の人間と変わりなくあり
自分で自分をいたわることでしか
乗り越えられない夜があること
読みながら泣いてしまう人が続出というのも
うなずけてしまいます。
今朝、シーツを取り替えながら
数分前まで取り替えなくちゃと
強迫観念に駆られていたことを思いました。
1週間に1度はシーツと枕カバーを洗濯しよう
というのは、できればね、という条件付きで
そうしよう、と自分が決めたこと。
替える気になれなくて、放置した週は
ベッドを見るたび、ベッドに入るたび
怠けた自分を責められてる気分になる。
毎日、っていう人の話も聞くし、
1ヶ月っていう人の話も聞くから
そこにあるルールはどこまでも
家事に避ける時間の有無やこだわりの有無
どのくらいの周期が
自分には適切と思えるのかっていう
マイルールでしかない。
そんな些細なマイルールが積み重なって
日々のルーティンになっていて
自分で決めたルールと
毎日戦ってる気持ちにもなります。
出来なかった時に落ち込むくらいなら
そんなルールはない方がいいんじゃないの?って
うっすら思いながら。
それでも、それは
自分を肯定する基盤になってるのも確かで
昨日より少しでも良い方向へ向かおうとする
目標だったりもするから
もっと落ち込むことがわかってるから
やめることもできないのだな。
家の中はいつもきれいで整っていて
3食きちんと手作りの美味しいものを食べ
それでもキッチンも食べ終わった後には
何もない状態になり、
仕事は熱心に前向きに良い仕事をし
世の中の役に立つ人でいて
歳をとっても若々しく魅力的で
すっきりとした体型を保ち
素敵なパートナーと子供達に囲まれ
お金の不自由もなく
前向きに生きている女性
なんて理想と思われるようなことを
書けば書くほど、
そんなひといるわけないじゃんと
心の中で声がします。
(いるのかもだけど。)
(そんな人とは友達になれそうにない)
(妬ましくて間違いなく自分が嫌な女になってしまう)
苦手な分野がひとつくらいあるでしょう?
恵まれてないことだってひとつくらいあるでしょう?
誰にも言えない悩みだって
昔から抱えてるコンプレックスだって
きっと何かしら誰にでもあるよね?
誰かと比べて凹むのはしんどいし
誰とも接することなく寂しいのもしんどい
そんなこんないろいろな種類の
自分の内側のもやもやの原因を
少しときぼぐしてもらったような
気持ちになりました。
お疲れの方に、おすすめです。ほんと。
この、後表紙のイラスト、
最高じゃないですか?
すっきりとした解決法などないあれこれも、
あったかいお風呂のお湯に溶かして
とにかく眠ろう。
また明日、少し元気が出てたら
また頑張れるよね。
本日も、お越しいただき
ありがとうございます。
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