あれこれ思う日曜日

 

家中をきれいに整えて

お買い物に行き

丁寧に料理をして

美味しいなと思いながら食べ

キッチンを片付けて

布巾を煮沸して

よく働いた週末です。

 

ストーブに火を入れていると

リビングは暖かで平和で

眠る猫と一緒に

少しうたた寝をしたり

読みかけの分厚い文庫本を読み終わったり。

 

例えば腰が痛くて

座っているのもままならなかったり

家族の誰かが病気だったり

自分が病気だったり

猫の具合が悪かったりしたら

一瞬にしてこの時間は

失われてしまうのだなと思いながら。

 

自分が歳をとっていくことは

まだ遠い先のことのように思ってたのだと

今更のように自覚のなさに情けなくなります。

何を考えていたのだろうか。

何も考えていなかったのだろうか。

世界の人はみんなそのことと

どんなふうに向き合っていくんだろう。

 

しょうがない

 

その一言に尽きるのだけれど。

 

今までずっと

先にある希望や夢みたいなものを目指して

日々頑張ることが習性のようになっていて

頑張ればいつか手に入るその夢に向かって

頑張ることが日常でした。

 

その夢や目標が

自分の年齢に照らし合わせると

無謀なものに思えてきたのが最初の兆候。

本当に今からそんなことをしたいと思ってるのか

果たして本当に出来るのか?

 

鏡に映る自分の姿が

どう取り繕っても取り繕いようのない

年齢なりの様子になっていくことも

気力や体力が今までとは

明らかに変化してきたことも

ひとつひとつのことが層になり

あぁ自分もいつの間にか

こういう年齢になり

そういう年代の人として

今は存在していることに

急に気がついてしまった。

 

そして社会は、もっと若い人たちが

すでに立派に動かしているのだな。

 

だからと言って急に

仕事や生活がなくなるわけじゃなくて

日々は淡々と続いていきます。

いやでもおうでも続いていきます。

だったらねぇ

出来るだけ楽しくしていく方が

いいに決まってる

 

まずはお婆さんになっていく

自分を認めて受け入れることからかな。

 

そんなところでジタバタしてても

しょうがないし意味がない。

ここから先

自分が何かできることがあるのなら

それは何かを考えながら

1日1日を心から楽しもうと思うのです。

 

昨日は新しい近所の友人が

ご飯を食べに来てくれて

誰かのために普通の晩ご飯を

少し張り切って作りました。

そんなささやかな時間が

ありがたくて嬉しいこと。

そんな時間を重ねながら

また、今日も明日も笑いながら

過ごせますようにと思います。

 

本日も、お越しいただき

ありがとうございます。

 

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