運針から

 

ご縁をいただいている

着物の季刊誌『月刊アレコレ』の

編集長さんにご相談して

和裁の先生をご紹介いただきました。

 

うちからは、ちょっと遠いことや

かなり仲良し感のあるお教室に

新参者が入るハードルなど

具体的に考えるとひよってしまい

ぐずぐずしていたのですけれど

重い腰を上げて、初参加してきました。

 

先生の笑顔を見た瞬間に

いろんな不安は吹き飛びまして

結果、楽しく過ごさせていただいて

やれやれ、というところ。

 

それぞれの生徒さんが、

それぞれやりたいことを

先生に相談しながら進めるシステムのようです。

 

私は針山とハサミくらいしか持参せず

何も分からず、

どうすればいいでしょう?

からのスタートです。

 

まずは、運針の練習ですねってことで

1,5mくらいの輪っかの状態になった

7cmほどの幅の布を渡され、

糸をつけない状態で

エア運針をやってみます。

 

まぁこれができないできない。

びっくりするくらい

指が動かなくなってます。

器用なことくらいしか

自慢することなかったはずやのに。

 

1時間くらいやってるうちに

少しずつ動くようにはなってきましたが

いろいろやり方も間違ってるし

先生の手つきを曲がりなりにも

真似られるようになるまでには

相当な時間がかかりそう。

 

でも、どう考えても、

これが出来なかったら

きれいに仕立てることなんて

できるはずもない基本中の基本。

繰り返し続けること、

日々練習することで

おそらく慣れて上達するだろうことは

容易に想像ができますので

これは自宅でできる宿題です。

テレビや動画を見てる時間に

運針の練習をしようかなと思います。

 

ボクシングで全身を鍛え

ヨガで身体と心をやわらかくし

指先は運針で鍛えて

動く手先を取り戻す作戦。

強引な後付けだけど、

なんか良さそうじゃないか。

頭もボケなさそうじゃないか。

 

針も素材も、お教室にあるものを

買わせていただけます。

縫いたい布があれば、

持参すれば良いようですし、

サイズが合わない着物を直したり

知識と実力に合わせて

できることも増えるようです。

 

 

作って帰ってきた仮紐2本。

表には出ない縫い目が微妙とか

コテあての向き、実は内側で失敗してるとか

いろいろあるけど、

見えないから良しとしました。

自分で作ったかと思うと、

嬉しくて可愛い。

布の色にプラスして、

端糸の色を変えてポイントに。

座布団の4隅の房は

こうやってできてるのだな。

 

着物ね、その成り立ちも、

世界観も、そのものも

大好きなのだけど

でかい顔&短い首&

アップが似合わない弱点があり

ほんと、どうやっても

決定的に似合わないし

自分の思い描く着姿にはならないから

着物を着るたびに結構凹むという問題。

 

洋服は長い時間をかけて

解決法を探ってきたから

どうにかこうにかまだこなせるけれど

着物はまだまだ。

目指すスタイルというのも

何をどうやって探せばいいのか

まるで分からない状態です。

少し違う角度から知識を蓄えて

着物と仲良くなれるといいなと

そんなことも考えてます。

 

なんだかんだ言っても

結局は人と人。

先生、となる人のことが

好きになれそうな人かどうか

もちろんその技術や考え方が

尊敬できるか、自分に合うか

お教室や集まっていらっしゃる方々の

雰囲気が大丈夫かどうか

そういうこと全部含めて

続けていくためには

大事なことなのでしょう。

 

着付けを教えてくださった

和江さんとの出会いもそう、

今回の宮本先生との出会いも、

きっといいものになっていくような

そんな予感がしています。

 

うっかり何ヶ月もお休みしないように

気をつけなくてはですけれど

参加できる日にだけ

手を挙げればいいというのも

ありがたい運営方針。

片道電車で1時間半かかりますが、

私より遠くからいらしてる方も

たくさんいらっしゃる様子なので

月に1度でも通わせていただこう。

 

本日も、お越しいただき

ありがとうございます。

桜の開花ももうすぐらしいですが

寒の戻りの雨でしたね。

 

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