欲しい服

 

トレンドファッションの流れとは

全く違う場所に自分の欲しい服があると

気づいたのはいつ頃だったでしょうか。

 

ほら見て、私おしゃれでしょう?

 

誰かに向けて

世間に向けて

自分をアピールする なんてつもり

大してあるわけではなかったけれど

若い頃にはそれなりに

そういう気持ちもあったのでしょう。

 

年齢というのは恐ろしいもので

人生における「成功」みたいなものに対する

野望がなくなるとともに

戦闘服としてのファッションには

興味がなくなっていきました。

 

それと同時に、自分が自分らしく

居心地良く過ごせることが

何よりも大切なことになってきました。

肌ざわりも着心地もシルエットもデザインも

いい、と思えるものでないものを

着る意味がわからなくなってしまった。

ちょっとでもスタイル良く見えるものを は

大事なポイントではあるけれど

つらいのを我慢して着るには

気力体力が必要です。

何のために?と思うと

あっさりそこにニーズはなくなくなるのね。

いろんな意味で「モテ」を意識しなくなるのは

とても自由でいいことでした。

 

同時に毎シーズン消費するような

ファッションや洋服のあり方も

洋服屋としては

肯定せねばならない部分ではありながら

違和感は広がるばかり。

 

実際気に入っているものは

10年でも20年でも着るしね。

それが1000円で買ったものであろうが

50000円で買ったものであろうが

好きなものは長く着るし

違うものはあっさり手放す。

そういうことをやってます。

 

新しく作ったワンピースは

こういうの欲しいなぁと思って作りました。

主にヨガのクラスに行くときに

ヨガウェアの上に巻いて出かけたい

そういうイメージです。

 

(イメージ通りに撮れた写真!)

 

 

(でもまだ寒いからこんな感じになる予定 笑)

(おばちゃんなのでこうはなりませんけど。)

 

カシュクールタイプのワンピースです。

身頃の両脇と両端につけた紐を

結んで着る仕様になっています。

大人の女性の身体に優しいサイズ感で

ゆるっと巻くだけのワンピース。

これが楽なのですよねぇ。

ファスナーとか、ボタンとか、

かぶりとかじゃなくて

前を合わせて着るだけっていうのは

こんなに楽なんだ、と。

実は着物ってそうだったんだよね。

カシュクール仕様。

日本人のDNA が

喜んでるのかもしれないです。

ほっそりした方にはちょっと

ゆるいかもしれないけど

サイズもあるようなないようなサイズで

紐を調整しながら着られます。

 

 

素材はそれなりに厚みのある

つまり、薄すぎない

ポリエステルレーヨンの混紡素材。

シワになりにくく

家で手入れが気軽に出来ます。

透けを気にせずに1枚で着られることと

ギャザーが可愛く入ること

落ちて縦のラインがきれいに入ること

そして出来るだけまとわりつきにくいことも

考慮に考慮を重ねて選びました。

結果、よく見かける素材ではあるけれど

これをこの形にしてるのは

うちくらいなんじゃない?と思います。

(知らんけど)

 

 

ちゃんとしたレストランにディナーに行く時は

それなりにドレスアップ感も出せるし

はおるだけにするとガウン風にも使えます。

若いお嬢さんがお召しになってても

80代の女性がお召しになってても

違和感のない印象。

女性らしく、でも女っぽくはないデザインで

イメージ通りに仕上がったよねって

とても嬉しくなってます。

 

こういうのってきっと

ずっとずっと着ると思う。

(なので、どちらの色もすでに入手済み。)

 

最近は結構長いけど

暑い暑い夏以外は着られるし

いろんなシーンに応用が効くし

着こなし方も自由度が高いし

ポケットもついてるし

ミニマムなクローゼットを目指してる方にも

こういうワンピースは

すごくいいのでは?と思ったり。

 

すでに入荷しています。

近日中にウェブショップにてご紹介予定。

お客様の大好きな1枚になるといいなと

思っております。

 

もう1型作ったトップスも入ってきました。

明日以降にご紹介しますね。

 

本日も、お越しいただき

ありがとうございます。

 

 

[Disigner_ Kahoru Yamada]
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