白猫

猫の具合が思わしくありません。

そもそもは左目の角膜を酷く引っ掻いたところから。

よくなるまでずっと

エリザベスカラーをつけていたのですが

あれをつけていると毛繕いもできないし、

食べたり飲んだりも大変だし、

そのうちどんどん気力がなくなってきたというか

ご飯を食べなくなってしまいました。

 

幸い左目はほぼ良くなったタイミング。

慌ててカラーを外したのですが

その頃にはすっかり痩せてしまっていて

今に至るまでずっと、

あまり食べられない日々が続いています。

通常体重の半分にまで減ってしまって

ガリガリ君になってるのです。

1週間に数度、動物病院に通い

点滴をしていただいて栄養を摂っているのですが

一向に良くなる気配がなく、

本当にどうしてあげたらいいのかわからなくて

心が重い毎日です。

 

血液検査をしても、どこにも悪いところがなくて

何か積極的に治療する理由もなく

ただ、ごはんを食べたり食べなかったり。

 

点滴を打っていただいた次の日だけ、

ガツガツと食べたりするのですが

その次の日には全く何も食べなかったり。

 

何でもいいから食べてほしいと

お刺身を買ってきたり

唐揚げをあげてみたりしてるうちに

キャットフードに見向きもしなくなりました。

 

今は豚肉を数枚しゃぶしゃぶと火を通し

ごま油と塩で味付けしたもの、

お刺身を醤油とみりんで漬けにしたものを

焼いたり湯通ししたりしたもの、

牛肉の大和煮的なもの、

鶏肉をスライスして少しのお湯で茹でた後

そのスープに醤油やみりんで味をつけたり

下味をつけて素揚げにしてみたり

なんて、人間が食べてもおいしいものを

ちょっぴりずつ数種類盛り付けて

どうにか食べてくれと祈る毎日。

 

どうしちゃったんだろうなぁ。

 

お腹もずっと壊れていてゆるいのです。

栄養が身体になかなか残らないみたいで

本当に心配。

 

よく眠り、甘えてくれて

基本的には穏やかでいつも機嫌のいい子で

いい子だからこそ

本当に、切ないのです。

 

毎日、今日も一日、一緒にいてくれて

ありがとうね、と声をかけながら

こうやって1日ずつやっていくしかないのだなって

思っています。

 

マックスがいなくなって

二年が経ちました。

その後もずっと、いつもそばにいて

心を温めていてくれる存在です。

 

こちらの気持ちの都合だけの治療はしないと決めていますが

どこまで、何ができるのか

穏やかに、辛くない時間を

最後まで過ごしてほしいと祈るだけですが

考えるだけで泣けてくるので

また、今日1日を、と毎日考えながら過ごしています。

 

人間より寿命が短いことは

最初から分かっている生き物と

一緒に暮らすというのは

楽しく温かく満たされることで

そして、切なく辛いことでもありますね。

 

そんなこんなで、なんとなく

心が晴れない毎日です。

しょうがないねぇ。

今日も一緒にいてくれて、

ありがとうね、キャスパー。

 

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