昨日の雨の冷たかったこと。
寒かったこと。
寒いのも雨も苦手。(車移動のくせに!)
なんとかやり過ごす、というタイプの日でした。
今日はきれいに晴れて、それだけで嬉しくて
今名古屋に向かう新幹線の中におります。
今日設営して、明日オープン。
星ヶ丘三越で期間限定ショップ2週間の開催です。
ここからポップアップショップシーズンが始まります。
久しぶりに立つ星ヶ丘の土地。
久しぶりのスタッフの皆様。
お客様にもお目にかかれるでしょうか。
本当に楽しみです。
そしてもっともっといろいろな地方に行って
お客様にお目にかかりたいと
どうにかして、時間を作り、
遠くまで営業に行きたいと思っています。
きっと、出来るはず。ですよね。
今は夏商品のサンプルから生産への時期となり
カタログ撮影の準備も進めつつ
商品を作ることを集中してやっています。
秋と冬の準備も、春サンプルの準備もと
その後の予定も目白押し。
効率を上げるために、
いろいろ試行錯誤しています。
「2日かけてでも、エクセルのマクロの使い方をマスターすれば、
毎日毎日3時間かかってたことが1瞬で終わるようになる」
最近読んだ本の中にこのようなことが書いてあり、
本当にそうよね、と思ったのです。
今自分は何をすべきかを俯瞰して考えることや
何かをすることに対して、考えを深めること
行動の意味を何度も何度も考えて、
思索を重ねていくことは
改めて大事なことだと感じています。
そんな毎日の中ですが、
以前から半ば強引に企画していたワイナリーツアーに行ってきました。
近所のワインバーのご主人に
車を出していただき、
ワイナリーとかランチ場所とかとの交渉をしていただき
アテンド付きのワイナリー巡り。
5人のこじんまりとした日帰りツアー。
1日だけの休日でしたが、学ぶことの多い時間でした。
勝沼に、勝沼醸造さんという、ワイナリーがありまして
私5年ほど前に、たまたまそこのお話を伺う機会があり、
日本のワインがすごいことになってることに気づいたのですけれど、
念願叶って再訪することが出来ました。
ワイン作りに込められた熱い思いを2時間に渡り伺って、
なんだか本当に、改めて大ファンになってしまったのです。
そして、語ること、伝えることの大切さを
改めて感じて帰ってきたのです。
黙々と寡黙に、ワイン作りに丹精込めていらっしゃる
ワイナリーは全国にたくさんあるのですけれど、
寡黙だと伝わりづらい。
モノを見てくれれば、いいモノ作ってれば、
いつか伝わる、わかってくれる人は分かってくれる、というのは
もちろん間違いではないのですけれど、
素人の私たちには、
味で勝負と言われても、正直良く分からなかったりします。
こういう長い紆余曲折があり、
今日本のワインの現状はどのようなことになっていて
葡萄を育てるところから、どのような苦労があり
やり直すにも何年もかからなければ葡萄の木は育たないことや
新たな試みがうまくいくとは限らないこと
気が遠くなりそうな長い忍耐と情熱がなければ
1本のワインが出来上がらないことなど
熱く熱く語られることで、胸に響くものがありました。
日本のひとが育てている葡萄で、
日本で作った葡萄で、その土地でできた葡萄で作る日本ワインは
輸入葡萄を使って日本で作るから日本ワイン、というものとは
まるで違うものだということ。
世界的に見ても特別に高価な農業コストをかけて作られる
「日本の酒」なのですよ、と。
だからこそ、でも、日本の風土から生まれた
日本料理にも合うワインになるのだと。
クオリティで勝負し、世界で通用するワインにしていこうとしている
その思いを伺い、そして、結果を出していらっしゃる姿に
なんだか誇らしいような気持ちになりました。
自信を持って、これが日本のワインです、と胸を張れるものが
続々と日本のワイナリーから生まれています。
大した舌を持ってるわけじゃないですが、
素人が飲んでも本当に美味しい。楽しい。うん。
コストが高いのは仕方ない。
努力はするけれど、
日本で作っているのだから、
海外生産のものと価格競争をするのは
やはりどうしても難しいです。
それは作り手の仕事に対する敬意でもあり
信頼関係を重ねながら仕事を続けていくためにも
高い技術を求めるのなら、ふさわしい対価は必然。
それでも、十分にお互いに無理をしているのも良く分かっていて。
だから、その価格でも欲しいと思っていただける
そういうものを作らなくては。
価格に見合った価値のあるものを作らなくては。
それは日本で物づくりをしているひとに共通の課題なのだなぁと
改めて感じました。
まだまだや。
まだまだ良くなる余地がいっぱいあるということやな。
わくわくするな。うん。
ささやかではありますが、
パルレシフォンの服づくりのことを書き続けて、
思いを伝えていくのだ!と
暑苦しいけど、それは大事なことなんだと
教えてもらった日となりました。
そして、ぼんやりと頭の中にある思いを
パルレシフォンの服づくりの意味を、
きちんと言葉にすること。
随分時間がかかったのですけれど
ようやくそれが出来るような気がしています。
それについては、また後日。
さぁ、張り切って、
2週間楽しんでいただける、いいお店を作ろうと思います。
皆様にも、よい1日でありますように!
ショップはこちら↓
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