愉しい読書

 

昨日の夜には本降りの雨になり

朝のベランダはグリーンの色が深くなっていました。

肌寒い夜と、ちょっと蒸し暑いくらいの夜と

交互にやってくる季節。

少しひんやりしているくらいの方が

ほっとしていたりして

暑い夏がやってくることを予感して

身体はこうして少しずつ準備していくのでしょうね。

 

先日の片付けで、圧倒的に洋服関係にストレスがなくなりました。

洗濯したものを、丁寧に畳み、丁寧に片付け、元の位置に戻す。

全部が見渡せるので、選ぶのも早くなり、とても快適。

こうなると少しずつ、他のものも、片付けていこうという意欲が湧きます。

良いことだわ。うん。

1日でも長く、この状態がキープ出来ますように。

 

今日は休み中に読んだ本のご紹介を少し。

 

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食う寝る遊ぶ 小屋暮らし 中村好文

 

この本を、何気なく図書館で手に取り、

図書館の小さな椅子に座って、気がつくと小1時間、

夢中になって読み終わりました。

建築家の名前 とか、あまり知らなかったのですが、

この方の住まいに対する考え方や、作られたものを見て、

とても素敵!すごく好き!と気持ちがワクワクして、

もう1冊、棚に並んでいた著書を借りて帰りました。

 

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住宅読本 中村好文

 

それが、これ。

これもとても面白かった。

万が一、いつか自分の住む空間を作ることが出来るなら

こういう方にお願いしてみたいものだと、妄想が膨らみました。

(いくつまで生きるつもりなんだろうか、わたし。)

著作もたくさん出ている様子なので、

ひとつずつ、楽しみながら読んでいこうと思っています。

 

そして、名作なのに、読んだことのなかった本。

文庫になっているのを本屋さんで見つけて手に取りました。

 

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巴里の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫) 石井好子

 

文字しか並んでいないのに、

読みながら、ほんのりと焦げたバターの香りが鼻先に感じられるような

そんな気持ちになりました。

思わず、たっぷりのバターを溶かし、卵を2個使って

ふわふわのオムレツを作り、たまたま前の夜に作って残っていた

トマトソースをその上にかけて、カロリーたっぷりの朝食を作ってしまった。

でもきっと、そういうものの味や様子が想像できるくらい

素人臭くでも、再現しようとして、ある程度出来るくらいに

料理のことがわかるようになった今の私だから楽しめるのだと思うと

本との出会いも、出会うべき時に出会うから

慌てて無理に読まなくてもいい、と思ったりしています。

 

自分の中の興味の範囲が広がる読書。

本の中にとどまらず、

実際に自分の世界を広げていくきっかけになることも

たくさんあるから、楽しみは無限大。

何もかも自分には無理、と思った時点で無理になるから

まずはいつか出来たらすごくない?という前提で

すべてわくわく受け止める、という心持ちでいることが

このところの私の基本姿勢であります!はい。

 

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