結婚する時に母がもたせてくれたのが
土井勝さんの和食の本でした。
それはぼろぼろになりながら、今も本棚に並んでいて、
しょっちゅう引っ張り出しては
参考にさせていただいている大事な本です。
友達のエリちゃんが、本業のスタイリストで登場する漫画版の
土井善晴さんの本を読んだのがきっかけで
こちらの土井先生も勝手に大好きな先生となりました。
そして、本屋でずっと気になってて
ようやく最近じっくり読んでるのがこの本。
糖質オフ、も考えたい身としては
ご飯を食べるということだからな、とは思うのですが、
白いご飯と、具沢山の味噌汁と、香の物があれば
基本食事はそれで良い、
上手に作れてもそうでなくても、
その「ケ」の食事を暮らしの中心に置く、という考え方は
とても腑に落ちる気がしています。
野菜も、たんぱく質も入れた
具沢山の味噌汁で、栄養バランスが取れるようにする。
極端にいえば、
お湯に味噌を溶いても味噌汁。
出汁を、と肩に力入れなくてもいい、と。
忙しくて作れなくて
買ってきたものやインスタントのものを食べるくらいなら
その方がはるかに身体も心も満たされるというのは
たやすく想像のつくことで、
上手に作り置きをして、あれもこれもバリエーションつけて、
身体に良いものを、美味しいものを作らなくちゃ と
自分に負荷をかけすぎなくてもいいのか、と思うと
ふっと気持ちが楽になります。
手持ちの洋服をあれこれ組み合わせて
毎日違うものを違う風に組み合わせて、
上手に着回さなくても、
一番自分に似合う組み合わせを考えて
それを着ていればいい、と気づいた時と同じように
肩の力が抜けたのです。
外食をする日もあるし
腹ペコで帰ってきたら夜の11時過ぎてるような日もある。
白いご飯と、美味しいお味噌汁と、お漬物があれば
朝も夜も、それだけでも大丈夫だし
1品でも2品でもおかずをつけられたら、
贅沢な気持ちになる。
日本人の食卓、和食、というものについて
随分とたくさん時間をかけて研究して、
真摯に考えてこられたのだということが
伝わってくる本です。
「ハレ」の日には、頑張って
美味しいものをたくさん作ればいい。
でも、毎日「ハレ」の日でなくていいんだよって。
炊きたての白いご飯と
美味しいお味噌汁とお漬物。
それを想像してうっとりしない日本人は
あまりいないかもしれません。
全部その通りにする、ということでなくて
ちょっと影響を受けていく、
それでいいのだと思います。
自分の食べるもの、家族と食べるもの
身体を作っていくものですもの
自分の頭で考えるべき。
自分がいい、と思うものを摂っていくべき。
でも実は、影響受けてましてね、
最近は、三五八漬けのお漬物を漬けていて
うーん美味しい、と自画自賛出来るくらいまで
味付けだけは丁寧にしたお味噌汁を
意識して欠かさないようにしています。
で、いいお椀とお茶碗と
お櫃が欲しくなってきております。笑
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